新しいユーザー体験構築に向け人類学者・比嘉夏子氏と顧問契約を締結しました

起業家のコミュニティであるImpact HUB Tokyoでは集う人やコミュニティの質、価値観に重きをおいたユーザー体験提供に向けて、人類学者、比嘉夏子氏と顧問契約を2020年11月2日付けで締結いたしました。

 

人類学者を運営・人材支援に迎える
比嘉夏子顧問は、京都大学大学院を終了後、日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学研究員などを経て、2018年より、JAIST 北陸先端科学技術大学院大学 助教。博士(人間・環境学)。人類学者としてオセアニア島嶼社会の経済実践や日常的相互行為について継続的なフィールドワークを行いながら、これまでも多数の企業と各種リサーチプロジェクトにも携わってきました。日本におけるビジネス領域で文化人類学的研究手法を用いたリサーチを牽引する国内では稀な専門家であり、人類学的な調査手法と認識のプロセスを多様な現場に取り込むことで、よりきめ細かな他者理解の方法を模索し、多くの人々に拓かれた社会の実現を実践的に目指しています。最新の著書は、『地道に取り組むイノベーション―人類学者と制度経済学者がみた現場』(2020年刊、共著)。

 

人類学にもとづく参与観察で、空間事業を運営
株式会社Hub Tokyoでは、人類学にもとづく参与観察を経営に取り入れ、コワーキングスペース事業やイノベーション拠点事業などの空間設計において、「永遠のベータ版(パーマネントベータ)」の考え方を空間設計やレイアウトにおいて実現させます。また、Withコロナの中、ユーザーニーズにあった空間へと変容させ、ソーシャルディスタンシングを保った人と人とつながる場所、生活者にとってのコミュニティ、サードプレイス、ワーケーション、移住のコンセプトに対する観察や分析も定常的に行い、提供する価値の中に組み込みます。

 

人類学者・比嘉夏子氏

 

人類学者による、コミュニティ・ビルダー育成を開始
Impact HUB Tokyoでは、起業を志す方の課題に寄り添い、コミュニティを活性化させる「コミュニティ・ビルダー」が常駐しています。新コロナ時代の価値観、トレンドやニーズの変化に対応し、常に良質なユーザー体験を提供し続けられることを目指し、人類学者によるコミュニティ・ビルダーの育成を開始します。

 

新しいコミュニティ・ビルダー像を目指すチーム

 

このトレーニング内容の一部は、将来的にImpact HUB TokyoのNoteにて発信し、また、日本中のサードプレイスやコミュニティの担い手たちに「学び」として公開していく予定です。

⇨ Impact HUB TokyoのNote: https://note.com/hubtokyo

 

比嘉夏子顧問よりコメント
人類学者を顧問とする企業が未だ国内では極めて稀な現状において、エスノグラフィックなリサーチ手法を表面的・形式的に用いるのではなく、その視点が長期的かつ本質的に組織の中に根付いていくような方向性を模索したいと考えています。

Impact HUB Tokyoのよい意味で風変わりなコミュニティと、何かが起こりそうな予感をもたらす空間の価値に、人類学的に迫っていく試みが、いかなる知見をもたらし、多様な人々との協働を可能にするか、いまから大変楽しみです。

 

比嘉夏子顧問 略歴 京都大学大学院を修了。日本学術振興会特別研究員(PD)、京都大学研究員などを経て、現在は北陸先端科学技術大学院大学 助教。博士(人間・環境学)。主著に『地道に取り組むイノベーション―人類学者と制度経済学者がみた現場』(2020年刊、共著)、『贈与とふるまいの人類学—トンガ王国の〈経済〉実践—』(2016年刊、単著)

 

企業・組織の方へ:ユーザー観察リサーチの協働を募集中
比嘉夏子顧問、Impact HUB Tokyoのコミュニティと共に、ニューノーマルに対応したシェア空間におけるユーザー観察リサーチに参画・協働を希望される方は、お問い合わせください。現在、ホテル、旅館、共有エリアを増床したい方々などからの関心が寄せられています。

 

お問い合わせはこちらから: https://hubtokyo.com/contact/